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ボンドイア小学校

昨日、マレンガーネ地区を訪問してきました。

ボンドイア小学校の校庭では、いつも通り
子どもたちが元気にサッカーをしていました。
サッカーボールは、日本から寄贈されたもの。

毎日子どもたちが体育の時間や休み時間に使って
いるので、かなり表面が傷んでいました。

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子どもたちの輪の中に入ったら、一人の男の子
のビーチサンダルが脱げて走っていきました。

その子にサンダルを渡そうと追いかけたら、
どんどん逃げていき、周りの子供たちも一緒
に逃げて、いつの間にか鬼ごっこになりました。

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元気いっぱいの子供たち

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愛嬌たっぷり、おちゃめな女の子
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テーマ : ブログ - ジャンル : ブログ

植林プロジェクト

最近、ネットの調子が良くなく、アップしては反映されずを繰り返し、
しばらくぶりの更新になってしまいました。

モザンビークは、雨模様です。今年は雨季のスタートが早いようで、
先週に引き続き、今週末も雨の予報です。停電したり、交通網が
麻痺したり、インターネットが遅くなったり、村へ行けなくなったり、
いろいろと不便ですが、農業には恵みの雨なので、ポジティブに受け
止めたいと思います。(また、雨が降り出しました・・・。)

今回は、シニャンガニーネ村の植林プロジェクトについてお伝えします。

当団体のパートナーNGOのCCMが今年の5月から始めたプロジェクトの
一環で、同村の全世帯にカシュナッツの苗木を配布しました。

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カシュナッツは、砂地の土地、降雨量が比較的少ない地域でも生育する
ことから、コミュニティが選びました。植林とはいえ、商品作物を植え
ることをコミュニティが望んだという理由も大きいです。

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また、当団体からは、モリンガという植物の苗木を提供しました。

モリンガは、アフリカ、インド、フィリピンなどの熱帯、亜熱帯地方に
自生する植物で、正式名称は、Moringa oleifera「モリンガ・オレイ
フェラ」と言い、日本では、「わさびの木」と呼ばれています。

モリンガは葉、実、種、茎、根、花など全てに高い栄養価を持っており、
特定の部位だけでなく、全てが活用できる植物です。モリンガは古くから
300種もの薬効効果と水と空気を浄化する植物として知られています。

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モザンビークでは、UNDPがシブトのミレニアムビレッジにおいて、各家庭
にモリンガの苗を配布し、栄養改善と、水の浄化への活用を実施しました。

一般的には、葉を乾燥させ、粉にしたものをお湯に溶いて飲んだり、カレー
にかけて食したり、おなかが痛い時の薬として、また、高血圧や、健康に
良い食品として重用されています。私も、モリンガパウダーを友人に作って
もらい、チキンのトマト煮込みなどにかけて食べましたが、とても美味しい
です。乾燥させたバジルや、パセリのように使えます。

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モリンガは二酸化炭素を、一般の植物の約20倍も吸収すると言われ、更に
水の浄化作用や地中にある汚染物質なども吸収し浄化する事もあるそうです。
育った幹は良質なパルプとしても活用出来、花は上品な香りで香水の原料に
なったり、お茶にします。鞘(実)は、若い鞘はインゲンのように調理して
食べることができ、葉も食べられます。

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熟した種からはオイル(ベン油)で抗酸化作用の高い、高級なオイルが採れ
ます。日本では、一般にローション・香水の吸着剤・高級石鹸の原料に使われ、
種子の殺菌作用により口臭予防や虫歯の発生予防にも使われています。

種から油を絞った搾りかすは、水の浄化に使われます(川の水などと混ぜ、
しばらく放置すると、汚物が沈殿します)。また、飼料や肥料に使われます。
樹皮は丈夫な繊維質でロープの材料や絨毯が作れます。根はインドでのカレー
の香辛料として有名です。根っこは、薬として腹痛に効き、樹液は擦り傷の
薬として使われています。

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モリンガの説明が長くなりましたが、このように沢山の活用方法がある植物で、
南部モザンビークにも生息しているため、植林の一環としてこの植物を選びました。

種は、友人の協力でボアネという地域で採取させてもらい、スタッフニコラウ宅
の庭で苗を育てました。

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また、同村では、養蜂を始めた女性グループがあり、蜜源として、ユーカリ
とアルガロベラという植物が良いと専門家に教えていただき、分けていただ
いたので、この苗も同村で育て始めました。

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ユーカリ

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アルガロベラ

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同地域は炭焼きや、焼畑、調理に薪を使用することから、日々周辺地域の木を
伐採しています。一方、伐採した分の木を植えることをしてこなかったため、
木が減り、薪の採取のために遠くまで行かなければならなくなり、時間と労力
が更にかかるようになっています。また、あと数年もすれば更に樹木が少なく
なり、生活が困難になることが推測されます。

炭焼きが生業の人、木を伐採しなければ日々の調理が出来ない人たちに「環境
に良くないから、伐採をやめなさい」と言うのは簡単ですが、今の生活を変え
るための代わりの手段を提供できなければ、それを変えることは不可能です。

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途上国で、環境問題を語るには、人々の生活を変えるなら、どのような選択肢
を提供できるかを一緒にデザインなくてはならないということを考えさせられ
ます。日本の場合は、節水、節電のように、「節約・我慢する」ということが
まず、強調されますが、途上国のその日暮らしの生活を送っている村人にとって、
今の生活が成り立たなくなる選択肢は、選べないのです。

発展とは?

さて、これはどこでしょう。

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首都マプトの市内です。

初めてモザンビークに来たとき、
高層ビル、整備された道路、
車の数に驚きました。

“発展途上国”、“アフリカ”というと、
野生動物、部族、裸足、貧しいなどの
固定観念を持ちがちですが、
アフリカの国々でも首都は
このような大都会で、
インターネットや携帯電話が
当たり前に使え、ショッピングモールや
スーパーマーケットがあり、
日本とさほど変わらない生活が送れます。

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ただ、以前ご紹介したように、
モザンビークの約80%を占める
農民、村の生活は、料理、水汲み、
薪拾い、自給自足の零細農業と家事
に一日のほとんどの時間を費やし、
現金収入がほとんど得られない大変
苦しい生活です。

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約8%/年の経済成長率を保っているモザンビーク。
しかし、私たちが活動している村の人々の
生活は、ほとんど変わっていません。

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ワマニャンガ小学校の教室


マレンガーネ地域の村が、近年変わったことと言えば、
・小学校に制服が導入され、7割程度の
生徒が着用していること。

・小学校7年生を卒業した生徒が
中等教育を受けていること。
(昨年は7人全員が進学できた。)

・サトウキビ会社が大規模に土地を所有し、
(約175ヘクタール)スプリンクラーを整備し、
サトウキビの栽培を始めたこと。

・サトウキビ畑で地元の人々が雇用されたこと。

・サトウキビ会社が入ってきたことで、
土地の所有権が突然決まったこと。

・村人以外の人々が土地の所有権を
獲得し、村人と権利を巡って対立が
生まれたこと。

・サトウキビ会社がCSRで井戸を建設した
けれど、塩水が出ること。

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・モザンビークのNGOが井戸水の
タンクを建設したけれど、2つのうち、
一つは、セメントの量が少なかったため、
水が漏って使い物にならないこと。

・近隣の地域には、電線が整備され始めたこと。
(村にはまだ到達していない)。

・モビテルという電話会社が農村部を
中心に携帯電話のサービスを整えたこと。

・交通費や日用品が値上がりしたこと。(約10%/年)

・村の数名の有力者が、農業ビジネス、
サトウキビ会社に土地を借用すること
で富を築いていること。


さて、村人にとって
これらの事項は、
プラスでしょうか。
マイナスでしょうか。

これらをひっくるめて
“発展”と呼ぶには、
とても違和感があります。

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貧困層の生活水準のボトムアップ
が出来てこそ、“発展”と
言えるのではないかと思います。

シニャンガニーネにて-子どもたち

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年長の子が年下の弟、妹の
面倒を見るのは当たり前。

赤ちゃんをあやしながら、
家事を手伝います。

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夕食の主食・シマの準備


日本でも、昔は子供がたくさんいて、
きっと同じように兄弟間で
面倒をみあっていたのですよね。

日本では近年、
人間関係をうまく構築できなかったり、
他人との距離をうまく取れない人が増える
など社会問題になっていますが、
兄弟が少ない、家族の規模が小さいと
いうのが、一因ではないでしょうか。


自分と違う考え方の人にたくさん出会う、
異なる価値観を受け入れる、
ということは
時に苦しいですが、
井の中の蛙にならず、
大海を知ることは
人生を豊かにすると思います。

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新しい井戸

マレンガーネ地区ボンドイア村に新しい井戸が設置されました。
同地に175ヘクタールのサトウキビプロジェクトを展開している
南ア系の会社が地域貢献活動で掘削しました。

ボンドイア小学校のすぐ近くで利便性の良い場所にありますが、

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残念ながら、出てくる水は塩水です。
食器を洗ったり、水浴びするのに使うそうです。

村人は、口々に

「水が良くない」

と言っています。


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塩分を含んだ地層のため、モアンバ郡の多くの地域は
井戸を掘ると塩水が出やすいというのは周知の事実です。
当団体がボンドイアで行った井戸掘削の調査でも、30-40
メートルの水脈は、塩水が出る可能性が高いとの結果を
得ていました。

最低でも60メートル以上掘らなければ、淡水はでないそうです。
せっかくお金を使って掘ったのに、飲み水にならないなんて、
大変残念です。

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井戸掘りは、1メートル掘るのに約1万円かかるため、30メートル
深く掘るにはそれだけの費用が掛かります。きっと、金銭的な
理由で30メートルしか掘らなかったのだろうということが、容易
に推測でき、ますます残念です。

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お母さんの手伝いで水を運ぶ男の子

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この井戸の位置から川までは約1.5キロ。ワニのいる川で水を
汲むリスクと距離を考えれば、井戸によって少し水汲みが楽に
なったことは、喜ばしいことのようです。

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