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植林プロジェクト

最近、ネットの調子が良くなく、アップしては反映されずを繰り返し、
しばらくぶりの更新になってしまいました。

モザンビークは、雨模様です。今年は雨季のスタートが早いようで、
先週に引き続き、今週末も雨の予報です。停電したり、交通網が
麻痺したり、インターネットが遅くなったり、村へ行けなくなったり、
いろいろと不便ですが、農業には恵みの雨なので、ポジティブに受け
止めたいと思います。(また、雨が降り出しました・・・。)

今回は、シニャンガニーネ村の植林プロジェクトについてお伝えします。

当団体のパートナーNGOのCCMが今年の5月から始めたプロジェクトの
一環で、同村の全世帯にカシュナッツの苗木を配布しました。

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カシュナッツは、砂地の土地、降雨量が比較的少ない地域でも生育する
ことから、コミュニティが選びました。植林とはいえ、商品作物を植え
ることをコミュニティが望んだという理由も大きいです。

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また、当団体からは、モリンガという植物の苗木を提供しました。

モリンガは、アフリカ、インド、フィリピンなどの熱帯、亜熱帯地方に
自生する植物で、正式名称は、Moringa oleifera「モリンガ・オレイ
フェラ」と言い、日本では、「わさびの木」と呼ばれています。

モリンガは葉、実、種、茎、根、花など全てに高い栄養価を持っており、
特定の部位だけでなく、全てが活用できる植物です。モリンガは古くから
300種もの薬効効果と水と空気を浄化する植物として知られています。

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モザンビークでは、UNDPがシブトのミレニアムビレッジにおいて、各家庭
にモリンガの苗を配布し、栄養改善と、水の浄化への活用を実施しました。

一般的には、葉を乾燥させ、粉にしたものをお湯に溶いて飲んだり、カレー
にかけて食したり、おなかが痛い時の薬として、また、高血圧や、健康に
良い食品として重用されています。私も、モリンガパウダーを友人に作って
もらい、チキンのトマト煮込みなどにかけて食べましたが、とても美味しい
です。乾燥させたバジルや、パセリのように使えます。

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モリンガは二酸化炭素を、一般の植物の約20倍も吸収すると言われ、更に
水の浄化作用や地中にある汚染物質なども吸収し浄化する事もあるそうです。
育った幹は良質なパルプとしても活用出来、花は上品な香りで香水の原料に
なったり、お茶にします。鞘(実)は、若い鞘はインゲンのように調理して
食べることができ、葉も食べられます。

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熟した種からはオイル(ベン油)で抗酸化作用の高い、高級なオイルが採れ
ます。日本では、一般にローション・香水の吸着剤・高級石鹸の原料に使われ、
種子の殺菌作用により口臭予防や虫歯の発生予防にも使われています。

種から油を絞った搾りかすは、水の浄化に使われます(川の水などと混ぜ、
しばらく放置すると、汚物が沈殿します)。また、飼料や肥料に使われます。
樹皮は丈夫な繊維質でロープの材料や絨毯が作れます。根はインドでのカレー
の香辛料として有名です。根っこは、薬として腹痛に効き、樹液は擦り傷の
薬として使われています。

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モリンガの説明が長くなりましたが、このように沢山の活用方法がある植物で、
南部モザンビークにも生息しているため、植林の一環としてこの植物を選びました。

種は、友人の協力でボアネという地域で採取させてもらい、スタッフニコラウ宅
の庭で苗を育てました。

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また、同村では、養蜂を始めた女性グループがあり、蜜源として、ユーカリ
とアルガロベラという植物が良いと専門家に教えていただき、分けていただ
いたので、この苗も同村で育て始めました。

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ユーカリ

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アルガロベラ

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同地域は炭焼きや、焼畑、調理に薪を使用することから、日々周辺地域の木を
伐採しています。一方、伐採した分の木を植えることをしてこなかったため、
木が減り、薪の採取のために遠くまで行かなければならなくなり、時間と労力
が更にかかるようになっています。また、あと数年もすれば更に樹木が少なく
なり、生活が困難になることが推測されます。

炭焼きが生業の人、木を伐採しなければ日々の調理が出来ない人たちに「環境
に良くないから、伐採をやめなさい」と言うのは簡単ですが、今の生活を変え
るための代わりの手段を提供できなければ、それを変えることは不可能です。

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途上国で、環境問題を語るには、人々の生活を変えるなら、どのような選択肢
を提供できるかを一緒にデザインなくてはならないということを考えさせられ
ます。日本の場合は、節水、節電のように、「節約・我慢する」ということが
まず、強調されますが、途上国のその日暮らしの生活を送っている村人にとって、
今の生活が成り立たなくなる選択肢は、選べないのです。

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