スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「平和の日」

2012年10月4日。
モザンビークの内戦が終結して20周年の平和記念日。

今回は20年という節目であるため、ローマにおける
1992年の平和協定調印に関わったイタリアからの来賓
のスピーチが通常の式典にプラスしてあり、式全体で
3時間にも及びました。

夏を控えたマプト。この日は晴天、風があるものの
気温33度の中でのセレモニーは暑かったです。

CIMG1266.jpg

平和プラザには、モザンビークの国旗の色の旗がはためき、
中央には今年設置された平和のモニュメントがありました。

CIMG1314.jpg

CIMG1271.jpg

また、式典を、伝統的なダンス、平和を讃える歌、放鳩が彩りました。

CIMG1289.jpg
鳩を抱える子どもたち

式の中で、特に印象的だった言葉をご紹介します。

「平和は私たち一人一人の継続的な努力があってこそ
維持することができる。そして、平和の達成に終わりはない。」

CIMG1283.jpg

(CCM・前ジェネラルセクレタリー、デニス・マツォーロ司教)

「モザンビークは平和でない時(戦時)、そして現在の平和の時
の両方を経験した。そのために、その経験をもとに果たすべき
役割があるのではないか」(ジョアキナ・ニャナラ司教)

「平和という概念は、DISARM=武装を解除する、解除させる、
敵意を和らげるというような意味合いがある。
また、DISARMは物理的に武器を手放すことのみならず、
精神の武装を解く、精神的な「平和」という意味もある。
皆さん、本日から、来年の同日までの1年間、ひと時の
例外なく、平和の達成のために尽力しよう。また
そのように今後も努力を継続することで、真の平和を
もたらそう。

この平和プラザを訪れるたびに、一人一人が、
1本ずつ平和の苗木を植え、ともに育てていくような
イメージでモザンビークの平和を育てていこう。」
(前CCM代表、Peace, justice, and reconciliation
委員会メンバー・デニス・シングラーネ司教)

「平和を知らない若い世代に、戦争の愚かさを伝え、
対話で問題を解決する術を教えよう。」
(イタリア・Sant'Egidioコミュニティ代表・
マリア・シアラ・ツリニ氏)

「平和は、“プロセス”で“終わり”がない。
戦争が無いこと、武器が市民の手元から無くなる、
という状態のみならず、貧困の解決、民主主義、
国の発展が平和にとって不可欠。この20年
でモザンビークは平和協定に基づき、着実に平和
を実現してきたと思う。」
(1992年平和協定交渉役・ラウル・ドミンゴス氏)

「1年のうちの今日という日、また、平和プラザと
いう場所の意味・意義を考えてほしい。そして、私たち
が継続してきた平和の意味を考えてほしい。未だに
平和を実現するためにはたくさんの課題がある。貧困、
民主主義、そして個人の独立・・・、これらは平和の
重要な要素であると考える。

言うことを聞かない子供に手をあげるのは簡単なこと。
しかし、その手を見て考えてほしい。
それが本当に必要なことなのか。

モザンビークには、今こそ、「平和の文化」の醸造が必要
である。サモラ・マシェル大統領は「太陽は死なない」と
いう言葉を残したが、私はそれを受けて「平和は死なない」
と申し上げたい。」

CIMG1296_20121011222750.jpg

(・ジョアキム・アルベルト・シサノ・元モザンビーク共和国大統領)

「1992年に新しいモザンビークの歴史が始まってから、
私たちは平和の恩恵を受けてきた。経済・社会の発展、
インフラの整備、民主主義・・・。

そして同国の蒔いた平和の種は国際社会に広がっていった。
勿論、現在でもモザンビークには解決しなければならない
さまざまな課題―エイズ、貧困、マラリア等―があり、
立ち向かわなければならない。そのためには、平和の維持
が必要不可欠である。」

CIMG1300.jpg

(アルマンド・エミリオ・ゲブザ・モザンビーク共和国大統領)

スピーチをした人々が総じて、モザンビークが20年間
「平和」を維持してきたことを讃えると同時に、「平和」
な状態は、努力なしに維持できるものではないということ
を強く認識し、より一層の国民の尽力が必要である点を
強調していました。

また、戦後20年を機に同国における平和構築に、当団体
が2000年より支援してきた現地NGO・CCM(キリスト教
評議会)の「銃を鍬へ」プログラムが大きく貢献してきた
ことを呼び起こししたいと思います。

CIMG1311_20121011222749.jpg
回収した武器の一部を用いて作成された、武器アート

CIMG1312.jpg


不発弾、ミサイル、手榴弾、地雷、小火器の回収を1995年から
現在まで継続し、計200万以上の武器を回収、爆破処理してきた
経緯を持っています。同組織はしばしば資金難に見舞われてきまし
たが、そんな中でも継続してきた、地道な活動、平和な国づくり
を担う“情熱”が今日のモザンビークの「平和」をもたらしている
ことと思います。

「平和」なくしては、国の発展はありえない。
一見当たり前のような論理ですが、世界には
平和でない国が多数存在しています。

モザンビークの歴史が、他国のモデルとして
活きるよう、「平和」の維持、平和の文化の
創出に、これまで以上に熱心に取り組む重要性
を感じました。

戦争を経験した日本についても同様のことが
言えると思います。


私の心の中に
「平和」は醸造されているだろうか。

この問いから考えてみたいと思いました。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。