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モザンビークの交通事情

人々の移動手段でもっとも一般的なのはシャパ(乗り合いのバス)。次に政府が運営する大型のバス、そして自家用車、自転車、タクシーである。お世話になっている団体職員の車が故障して、タクシーに乗る機会があった。マプト-マトラ間、25分くらいの距離で300MTN(メティカル)。約1,100円である。同じ距離でシャパだと料金が約100円だから、タクシーはかなり高級な乗り物である。

一般的にタクシーもシャパも、ドライバーと助手席に座る人がシートベルトをしていないことが多く、日本よりずっと運転マナーの悪いこの国で、シートベルトをしていないなんて信じられないと思った。後部座席に座って、シートベルトを締めようとしたけれど、ベルトが無い。良く探したけれど、やっぱり無かった。そうなるとドライバーが安全運転をすることを祈るしかなかった。テレビのCM等で“シートベルトを締めましょう!”と呼びかけてはいるけれど、ただ呼びかけるだけでは効果は薄い。人々が行動に移るようにするには、それなりの戦略が必要なのだ。

日本の中古のハイエースというバンがよくシャパに使われている。ドライバーと助手席、3人座る列が3列。定員は11人のはずである。でも助手席とドライバーの間に一人、後部席の1列に無理やり4人ずつ座り、お金を徴収する人が1人、計16人乗りが通常である。通常というのは、もっと大人数が乗っている場合もしばしばあり、ラッシュ時は30人近くが押し合いへし合いということもある。普通の席と補助座席の間に座ることになると、すわり心地がすこぶる悪く、中腰のような疲れる体勢になる。バス停で人が出て行くたびに席替えがあり、だんだん奥のすわり心地のいい席に座れるようになる。入り口に一番近い席では、お金を徴収する人が席の前に立つ(または体育座りする)ので、狭い上にその人と大接近することになる。

シャパはいつも我先にと他の車の前に割込み、先を急いでいる。だから事故を起こすことが多い。それというのも、シャパを運転する人は、2,000MTN (約7,000円)を一日の終わりに車のオーナーに払うのを条件に車両を借りている。2,000MTNとガソリン代を引いた分がシャパを走らせる人の儲けになるのである。だからいかに多くの人を早く運ぶかということが売り上げに関ってくるのである。

事故を起こすことが多いシャパのドライバーだが、交通省の役人や政治家がシャパのオーナーであることが多く、事故を起こしても大した罰則も無いことが多いということを聞いた。そんな事情があるから、交通マナーの改善は一筋縄ではいかないようだ。
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