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発展とは?

さて、これはどこでしょう。

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首都マプトの市内です。

初めてモザンビークに来たとき、
高層ビル、整備された道路、
車の数に驚きました。

“発展途上国”、“アフリカ”というと、
野生動物、部族、裸足、貧しいなどの
固定観念を持ちがちですが、
アフリカの国々でも首都は
このような大都会で、
インターネットや携帯電話が
当たり前に使え、ショッピングモールや
スーパーマーケットがあり、
日本とさほど変わらない生活が送れます。

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ただ、以前ご紹介したように、
モザンビークの約80%を占める
農民、村の生活は、料理、水汲み、
薪拾い、自給自足の零細農業と家事
に一日のほとんどの時間を費やし、
現金収入がほとんど得られない大変
苦しい生活です。

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約8%/年の経済成長率を保っているモザンビーク。
しかし、私たちが活動している村の人々の
生活は、ほとんど変わっていません。

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ワマニャンガ小学校の教室


マレンガーネ地域の村が、近年変わったことと言えば、
・小学校に制服が導入され、7割程度の
生徒が着用していること。

・小学校7年生を卒業した生徒が
中等教育を受けていること。
(昨年は7人全員が進学できた。)

・サトウキビ会社が大規模に土地を所有し、
(約175ヘクタール)スプリンクラーを整備し、
サトウキビの栽培を始めたこと。

・サトウキビ畑で地元の人々が雇用されたこと。

・サトウキビ会社が入ってきたことで、
土地の所有権が突然決まったこと。

・村人以外の人々が土地の所有権を
獲得し、村人と権利を巡って対立が
生まれたこと。

・サトウキビ会社がCSRで井戸を建設した
けれど、塩水が出ること。

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・モザンビークのNGOが井戸水の
タンクを建設したけれど、2つのうち、
一つは、セメントの量が少なかったため、
水が漏って使い物にならないこと。

・近隣の地域には、電線が整備され始めたこと。
(村にはまだ到達していない)。

・モビテルという電話会社が農村部を
中心に携帯電話のサービスを整えたこと。

・交通費や日用品が値上がりしたこと。(約10%/年)

・村の数名の有力者が、農業ビジネス、
サトウキビ会社に土地を借用すること
で富を築いていること。


さて、村人にとって
これらの事項は、
プラスでしょうか。
マイナスでしょうか。

これらをひっくるめて
“発展”と呼ぶには、
とても違和感があります。

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貧困層の生活水準のボトムアップ
が出来てこそ、“発展”と
言えるのではないかと思います。
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